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【リコール解説】シエンタハイブリット エンジン 破損


どうも こんにちわ 令和元年6月26日にシエンタハイブリットでエンジン内部が破損する可能性があるという内容のリコールが発表されましたので解説をしていきます。

 

 

 

 

内容

 

ハイブリッド車において、エンジンルーム後部に取付けているカウルルーバの防水構造が不適切なため、集中豪雨など多量の雨水がかかった場合、水がエンジン上部に滴下して、インジェクタ取付け部から燃焼室に浸入することがあります。そのため、コンロッドが変形して異音が発生し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあります

 

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要約をしますとエンジンに大量の水がかかってしまうと水が中に入ってしまいエンジン本体が壊れてしまいますよ!!という内容です。

改善内容

 

カウルルーバの仕様に応じてシール材を貼り付けるとともに、全車両、エンジンに防水カバーを追加します。また、エンジンの燃焼室を点検し、異常がある場合はエンジンを新品に交換します。

 

これも要約するとエンジンの中を点検し異常があればエンジン交換!!

以上がなければ水が入らないようにカバー、シール材を取り付けます。

 

 



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対象車種

 

シエンタハイブリット 年式型式などは下記参照です。

 

3.対象車両
型式 通称名 対象車の含まれる
車台番号
製作期間 対象車の
台数
備考
DAA-NHP170G シエンタ NHP170-7000016~
NHP170-7138943
平成27年 5月 7日~
平成30年 9月 3日
137,016 ハイブリッド車
注意:
1. 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれますので、詳細については最寄りのトヨタ販売店にお問い合わせください。
2. 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。

 

 

 改善箇所

 

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まとめ

 

以上がシエンタハイブリットのリコールの解説でした。

対象車種にお乗りの方はリコールのハガキが届いているかと思います。もし届いている方はなるべく早めの最寄りの販売店ディーラーへ連絡をし作業の予約を取ってください。

リコール開始直後は込み合う可能性が予想されますので直接ディーラーへ行かずにまず連絡をしてみることが一番です。

 

 出典:トヨタ リコール等情報 | 2019年 | シエンタ ハイブリッド車のリコール

 

 

 

 

おわり